ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前300年頃まで遡る。
前回までのお話はコチラ:
1) 何かが始ろうとしている?
3) あなたは天使のよう…
4) 夕暮れ時のモスクに到着
6) 響き渡るコーラン
8) 外は雨
9) ウクライナ人女性の発言に、違和感マックス『ウクライナ人女性の発言に、違和感マックス』ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認)の東海岸に位置するファマグスタ。その歴史はアルシノエという小さな漁村だった紀元前…ameblo.jp
今回のお話はこちらから
「ライターをあげるから、車にのせてほしい」
「今の暮らしは素晴らしい」
私は、出会ったばかりのウクライナ人女性2人の言葉に違和感を覚えたまま、イマームの車の助手席に座っていた。
思うところはいろいろあるが、下手なことは言わないでおこう。
ほんの一瞬、この車の中で一緒に過ごすだけの人たちなのだから (心の声)
そんなときだった。
「そこの交差点を左に曲がってほしいです」
彼女らのうちの1人が言った。
は?
今、何と言った?
(心の声、心の声・・・)
「〇〇✕✕へ行くには、
この道は真っ直ぐですよ?」
イマームが言った。
「わかっています。
買い物をしてから帰りたいのです。
雨が止んだから」
はぁ?
私が運転手だったら、何か一言言ってやりたくなる瞬間だった。
それなら、その交差点で降ろしてもらえば良い話ではないか
イマームはタクシーの運転手ではない
新市街では、タクシーは簡単に見つかる。
厚意で乗せてくれている運転手に最初に合意した目的地以外の場所へ行けというのは、ルール違反ではないか
しかも、「雨が止んだから、買い物にでかけたくなった」などという、身勝手な理由で
そもそも、すでに閉まっていたモスクに強引に入ってきて、教会時代の祭壇にあたる場所で40分も瞑想し、雨の中、偶然に見つけたイマームの車に「ライターをあげるから、乗せてほしい」と言って乗り込んだ。
母国が戦時下であるにもかかわらず(報道通りなら)、平気で「好きな国を旅行しながら暮らせる今の生活は素晴らしい」と言ってのけ、挙句の果てに、「乗せていって」と頼んだ目的地とは違う方向へ進む道を行けという。
理由は、「雨が止んだから、買い物をして帰りたい」
自分たちのことしか考えられないのか??
イマームは困惑していた。
「そうすると、
遠回りになってしまう・・・」
彼が、小さな声で言った。
彼には14ヶ月になる子供がいて、子供の世話をするために早く家に帰りたがっていることを私は理解していたし、そのことは彼女たちにも伝えていた。
彼が少しでも早く家に帰れるようにしてあげたいとは思わないのかな?🤔🤔
不思議で仕方がない。
私は、彼女らと話す気はとっくに失せていたが、イマームの気持ちを代弁しようと思った。
「雨が止んだのだから、
歩いて行けますよね?」
あ~、言ってしまったぁ
夜のファマグスタ。新市街にて。
野良ワンコ、野良ニャンコ天国だとつくづく思う。
次回へつづく・・・
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
ニンジンをあげると喜ぶんです!
画像を軽くタッチ(クリック)して応援していただけたら、
とっても嬉しいです❤
応援ありがとうございます♥
いただいた1クリックは、「にほんブログ村」での1票となりました!!私の励みです
そして、本当に厚かましいお願いですが、こちらもポチってしていただけたら、とってもうれしいです
世界一周ランキングにも登録しました!!
今日も最後までおつきあいくださり
ありがとうございました
****英検に関するお知らせ****
BRIDGEでは、準会場として2023年第1回の英検を6月3日(土)に実施します。
受験者の皆さまには、志願票が配送・配信済されています。
ご確認ください。
BRIDGE(名古屋金山)https://bridge-els.com/