ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認国)、東海岸にある港町ファマグスタから北東へ10キロほどの所に位置する、古代都市サラミス。その歴史は古代ギリシャ時代まで遡る。
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これまでのお話はこちら:
2) 古代円形劇場でした!
3) ゆるゆるの入場ゲート
4) いきなり度肝を抜かれた!
5) なぜ、頭がないのか?
6) 古代のお風呂
7) 古代のトイレ事情
8) まさかの使いまわし?
9) 古代ギリシャといえば!
10)サラミス遺跡の住人
11) 古代の床暖房システム
12) 下を向いて歩けば・・・
14) ない!ない!ジャケットがない!
17) 今行けば、間に合う!
18) How stupid!
19) 旅は道連れ
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今回は、ここから
さて、水時計を見つけた後、再び“道らしい道”に出た。
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サラミスの道は、私にとってはどれも趣があり、それらの道を歩くこと自体がとても楽しかった。
五感を研ぎ澄ますと、様々な音、物が見えるようで、知られざる古代都市へのファンタジーが広がるようだった。
次に行きついた“遺跡らしい遺跡”は、ここだった
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これでは、何がなんだかわからない・・・
と言うことで、別の角度からも
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まだわかりづらい
Ayios Epiphanios’ Basilica
(聖エピファニオス大聖堂)
今でこそ、柱の根本しか残っていないが、当時は1本1本が高さ15メートルの柱だったそう。
15メートル!
相当な大きさの聖堂だったことが想像できる。
周囲を歩いて、あるいは中をあるいて、感じたことは、
「この聖堂めっちゃ大きい!」
調べてみたところ、58m×42mの広さを誇る聖堂だったよう。
連なる柱から、こんな様子だったのか?と想像した
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・・・・ずいぶん新しいものだが(^^;
サン・パオロ・フオーリ・レ・ムーラ大聖堂(ローマにあるカトリック教会) 画像はWikiよりお借りしました。
地下の様子も確認することができた。
モザイク張りの床がまた美しい
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ついでに、もう1つ
保存状態も良い。
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聖堂の奥に当たる部分は、祭壇と思われる造りになっていた。
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またその奥には教父たちの控室?と思われる場所があった。
別の建物のような気もするが。
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これらの場所が58m×42mの中に含まれているのか否かは調べてもわからなかった。
わざわざ付け加える必要もないと思われるが、“なんちゃって測量”(←歩幅による)もしていない
ところで、このAiyos Epiphanios(聖エピファニオス)って誰?
という疑問が湧いてきた。
失われた古代都市とはいえ、このような大きな聖堂を建てられる(建ててもらえる)ほどに名を知られた聖人なのだろうが、キリスト教に詳しくない私はまったく知らない人物だった
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調べて分かったことだが、彼は東方正教会とカトリック教会の両方において聖人としみなされている人物らしい。
知らなかった~
パレスチナに生まれ、修道士としてエジプトに住み、再びパレスチナに戻った後に修道院の長として30年間過ごした。その後にサラミスの司教となった。
そして、彼こそが偶像崇拝について問題提起をした人物のようということだった。
キリストや聖人が描かれたカーテンを引き裂いたとの記述もあった。
サラミスの遺跡内の像はことごとく頭がなく、それは初期のキリスト教徒が偶像を崇拝することを異端とみなし、後から入ってきたキリスト教徒が頭を切り落としたと聞いたが、聖エピファニオスこそがその指揮をとった人物だったのだろうか
入場口近くのプールにて
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この辺りまでくると、資料がなさすぎて、推測に頼ることが多くなってくる(^^;
それが楽しかったりもするのだが。
次回へつづく・・・・
今回の旅・北キプロス「リアルタイム日記」(2月17日~3月3日)をこちらにまとめました。1日1枚とさらりと日記という構成です
1) いきなり、ガーン!!
2) またしても、ガーン!!
3) 心臓が破裂するぅ~!
5) やっぱり、トルコじゃん!
10) バターは、乳搾りから!
11) やっっぱり好き!旧市街
13) これ、絶対に偽物だよね?
14) Back in Japan!! 成田-名古屋便がプロペラ機だった
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北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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