ここは、北キプロス(正式名称は北キプロス・トルコ共和国だが、国際的には非承認国)、東海岸にある港町ファマグスタから北東へ10キロほどの所に位置する、古代都市サラミス。その歴史は古代ギリシャ時代まで遡る。
これまでのお話はこちら:
2) 古代円形劇場でした!
3) ゆるゆるの入場ゲート
4) いきなり度肝を抜かれた!
5) なぜ、頭がないのか?
6) 古代のお風呂
7) 古代のトイレ事情
8) まさかの使いまわし?
9) 古代ギリシャといえば!
10)サラミス遺跡の住人
11)古代の床暖房システム
12)下を向いて歩けば・・・
今回は、ここから
サラミス遺跡の至るところでチョロチョロ出現するトカゲや草花に目をとられ、下ばかり見て歩いていた私でしたが、ここへきて”目が覚め”ました
なんてったって、これですよ、これ
これを見てもなお、トカゲ探しに夢中になっていたとするなら・・・
するなら・・・
よっぽどのトカゲ好き
かつて、15000人を収容したローマ帝国時代のサラミス劇場です。
15000人ですって!
度重なる地震により何度も倒壊したサラミスですが、都市の規模が伺えます。
ところで、この円形劇場、本当に15000人も収容できるのか?🤔
首を傾げたくなりますよね?
実は、この劇場、もともとは座席が50列(段)もあったのだそうです。
現存するのは、19列のみのようです。
見上げるほどに高い観客席だったのですね
この約3倍の高さがあったことになります
音響効果もバッチリだったことでしょう
この円形劇場は西暦2世紀に完成されたと考えられています。
初代ローマ帝国皇帝アウグトゥス(在位:BC27-AD17)の時代ですね
キプロスには、古代ギリシャ時代の遺跡、ローマ帝国時代の遺跡、ビザンティン帝国(東ローマ帝国)時代の遺跡が混在しています。
ローマ帝国の属州となる前は、アッシリアに征服され、古代エジプトに征服され・・・
ローマ帝国が東西に分断されたときに東ローマ帝国の支配下に置かれるわけですが、その後アラブに侵攻され、再び東ローマに支配され、十字軍に占領され、ヴェネツィア共和国に支配され、オスマン帝国に支配され・・・
(だんだんわからなくなってきました。どこかが違っていたらごめんなさい! しかし、そのくらいややこしい歴史を持つ国なんです)
本当に複雑です。
キプロスとしてはたまったものではないでしょうけれど、それぞれの時代の遺跡や建造物が混在する様は、他になく、それが魅力でもあるのです。
一番上に立ってみました。
こわっ!←高所恐怖症
しかし、素晴らしい見晴らしです
現存する最上段から360度体を捻りながら撮りました。
ハイテク機器がないの
良かったら、見てみてください
https://static.blog-video.jp/?v=qM1RspbgWI82Rc6SWzBd7Pp9
動画の中で円形劇場の背後に地中海が見えます。
当時は海に向かって建てられた円形劇場が多く、海を背にして建てられた劇場は珍しいのだそうです。
おもしろいですね!
では、では、今日はこのへんで
Ciao!
今回の旅・北キプロス「リアルタイム日記」(2月17日~3月3日)をこちらにまとめました。1日1枚とさらりと日記という構成です
1) いきなり、ガーン!!
2) またしても、ガーン!!
3) 心臓が破裂するぅ~!
5) やっぱり、トルコじゃん!
10) バターは、乳搾りから!
11) やっっぱり好き!旧市街
13) これ、絶対に偽物だよね?
14) Back in Japan!! 成田-名古屋便がプロペラ機だった
北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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