日本初の女優、川上貞奴が建てた別荘「萬松園」をご紹介してから早くも1週間が経ちました。
1)川上貞奴が建てた別荘(萬松園➀)『川上貞奴が建てた別荘(萬松園➀)』姪の結婚式から2週間。その節はお祝いのお言葉をいただき、ありがとうございました! 『初めて触れられたとき、あなたのものになるとわかった!』今日は、超さらりと。…ameblo.jp
今宵も、皆様を誘いますのは、当主Sachik…
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調子に乗るところでした。
スミマセヌ
特に気に入ったお部屋「サンルーム」で撮ったお写真を見て、当主と名乗ったらそうかも?と思ってしまいそうなんていうお声をいただき、気を良くしたのです
サンルームでは、自分が写真の中に入ることに気をとられて、全体の写真を撮ってくるのを忘れてしまいましたが、サクラヒルズ迎賓館様のホームページよりお借りしてきました。
こんなお部屋だったのです
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昭和初期に建てられたとは思えないモダンなお部屋です
この時代にガラス張りのようなお部屋を作ろうという発想が素敵です
床はタイル張りでした。
この時代に床をタイルにしようという発想もまた斬新です。
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そもそも、タイルっていつ頃から一般的に使われるようになったのだろう?と思って調べてみたところ、輸入タイルの影響を受け、明治時代から日本でも作られるようになったようです。
それまでの建築物の壁や床を“覆う”薄板状の「やきもの」が「タイル」という名前で統一されたのは1922年(大正11年)のようです。
ちょうど100年前ですね!!
このお屋敷の着工が1929年(昭和4年)、貞奴58歳の時、と考えると、タイルを床に(しかも、トイレや浴室の床でなく…)取り入れた、このお屋敷は時代の先端をいっていたと考えてよいかもしれません。
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前回とは違う写真です。表情硬し・・・ちょっと怖い?(^^;
後方には、障子が見えます。
さらにその奥には、別の部屋の障子が・・・。
日本建築のお屋敷ですが、サンルームのほかにも洋間があり、良い感じに和洋折衷していました。
サンルームの向こうに見えた、素敵な障子
壁が丸くくり抜かれているのかな。
覗く庭の緑が静かな時を与えてくれます。
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いきなり、サンルームに飛んでしまいましたが(それほどに、気に入ったのです。お許しください)、玄関から入ってすぐはこんな感じに奥へつながる廊下がありました
上述の丸くくり抜かれた壁も見えますよ。
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最初に目についたのは、何といっても、引き戸に描かれた絵でした。
正面から見てみましょう
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貞奴さんの別荘「萬松園」には、このようにいたるところに1枚1枚描かれた、あるいは彫られた芸術作品が見られました。
こちらは、鳩さんです
全26室(玄関を含む)の中のどこかのお部屋でした。
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木の戸に彫られています。
鳩の羽根や葉っぱが1枚1枚丁寧に。
その上に彩色が施されていました。
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樹の模様がそのまま生かされていました。
そして、継ぎ目がありません。
この扉1枚をつくるのに、樹齢何百年(あるいは、千年以上)という長い歳月をかけて成長した樹が使われたことが伺えます。
同じ部屋だったか、隣の部屋だったか、今となっては記憶が定かではありませんが、襖も1枚1枚墨で描かれたものでした。
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前回もご紹介しましたが、私はとりわけこの紅葉の朱色が美しいワードローブの扉に惹かれました
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が、
もっとも価値があると思われるのは、これです
少なくとも、その鮮やかな色彩と天女の美しさに目を奪われます。
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素晴らしいでしょ
どこにあったと思いますか?
前回ご紹介した、これがあった部屋にありました。
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女中さんに、合図を送る呼び鈴(ブザー)があった、客室です。
足元には呼び鈴、天井を見上げると、背中に翼のある女神様と天女様
が舞っていました。
案内してくださった方の話では、翼があり、小鼓を首から吊るしている方が芸能をつかさどる神様なのだとか。
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天井一面はこんな感じです。
たったの5秒ですが、よかったら見てみてください。
https://static.blog-video.jp/?v=ypWTYEUaR4AIRhxueaQdFXq5
美しいですね!
全2回にする予定でしたが、
書ききれなかったので、全3回にします
続きは、次回また
ということで・・・・
Ciao!
萬松園の所在地:
萬松園:岐阜県各務原市鵜沼宝積寺町3-82-2
お問い合わせは:迎賓館サクラヒルズ川上別荘 058-384-0700
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川上貞奴(1871-1946):日本で最初に女優となった女性。夫・川上音二郎の興行に付き添ったアメリカで初舞台を踏む。
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こちらは、LINEやらクター、ブラウンのお部屋です
韓国・ソウルで撮りました
貞奴のサンルームとは大違いですね
夢のあるお部屋でした。
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