自然と調和しながら静かに暮らす、ケラビの人々。
日本での価値観を持ち込もうとするとうまくいかないことが多いかもしれません(行く人は少ないと思いますが)
時間の約束もかなり大雑把ですし、
約束したとして、その時間を大幅に過ぎて到着した場合でも「来るってわかっていたから、大丈夫」でおしまいです。
逆もしかり。
そもそも、アスファルトで舗装された道などないのですが、民家にたどり着くためには、小道やあぜ道を歩く必要があります。
大雨のあと、道が沼地のようになってしまって、30分で歩いて行けると思っていたのに2時間かかってしまったことがあります。
大幅な遅刻
状況を知らせる連絡手段もありませんでした。
そんなときも、
「大丈夫。よく来てくれたね」
こちらでは、ゆったりと時間が流れています。
人々もおおらかです。

あるとき、スー(仮名)が尋ねてくれました。
「そういえば、お風呂に入りたいんだよね」
到着したばかりの日に、私がお風呂(あるいはシャワー)の確認をしたことを覚えてくれていたのです。
お湯がない(つまり、お湯はお鍋で沸かすもの)と分かった時点であきらめていましたが、この気持ちがとっても嬉しかったりします。
「お風呂、どこかにあるの?」
「良い考えがあるの」
スーのアイディアは、ドラム缶に薪をくべてお湯をわかす、というものでした。
「どう」
「それ、かなり手間がかかるから、お風呂はいいよ」
まず、ドラム缶に水をはるのは手間です
どこから水を運んでくる?(長いホースがあれば別ですが・・・)
次に、薪とドラム缶の間に何らかの台がいらないか
岩を3つくらい用意するとか
・・・どこから持ってくる
庭先でドラム缶風呂に入るときの格好は
水着持っていないし
結局ドラム缶風呂には入らないまま、出発の朝を迎えます。
明日は最終回です

北キプロスのカルパス半島に生息する野生のロバたち。
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